オートマチック・スーパースポーツ
「オートマチックで、走りのエキサイトメントを堪能する」。
誕生以来、10余年。
新たなジャンルを拓き、そして築き上げてきたTMAX。
骨格となるアルミフレームと、上下ブラケットにクランプしたフロントフォーク、リジッドマウントしたエンジン。高剛性リアアーム、ラジアルタイヤ、そしてモノクロスサスペンション。これら、スポーツバイクの要素をスクーターのスタイリングにパッケージした、独自の構成。
さらには高いスポーツ性を究めた各コンポーネントともあいまって生み出される、TMAXならではの高次元パフォーマンス。いつものワインディングの、あのコーナーも、よりクイックにしかもリラックスして楽しめる。また、精悍かつスポーティなスタイリングとインテリア。加えて高い質感を感じさせる、カラーリング。そのすべてが、プレミアム感に満ちた大人のスポーツを全身で主張している。
ウイークデーは街で過ごし、ウイークエンドは郊外へ。TMAXとともに過ごす、刺激的な時間。それはあなたのモーターサイクルライフを、より魅力溢れる世界へと誘う。
■製品概要
「XP500 TMAX」はスポーツバイク感覚のハンドリングを楽しめる新世代コミューターとして、初代モデルは2001年から欧州・日本で導入した。往復ピストンバランサー採用DOHC・2気筒CVTエンジンやダイヤモンド型フレーム、スポーツバイクと同様のフロントフォークなど独創設計による高いスポーツ性とスタイルが支持され“オートマチックスーパースポーツ”と親しまれた。
その後2004年にF.I.(フューエルインジェクション)採用やリアタイヤ径アップ(14→15インチ/前後ラジアルタイヤ採用)、フロントダブルディスクブレーキ採用などで熟成、2006年は前後ホイールの仕様変更などで商品性を向上し高い支持を得ている。
さらに2008年に新設計フレーム採用、前後15インチ化、デザイン一新などで初代からのオリジナリティを継承・熟成させ“パフォーマンスとクオリティ”の更なるレベルアップをしている。“スポーツコミューターの進化”を開発キーワードに掲げ、エンジンから電装、ボディ、環境性能まで細部まで最新技術を投入。
今回の新色は、スポーティなイメージに上質感・高級感を加えた「ハイテックシルバー」で、大胆かつ精悍なスタイリングを一層強調している。なお「ブラックメタリックX」は継続設定とした。また両色ともフロントカウルのサイドに音叉マークを織り込んだ。
■「XP500 TMAX」主要仕様諸元
型式/エンジン型式 |
EBL-SJ08J/J408E |
全長×全幅×全高 |
2,195mm×775mm×1,445mm |
シート高 |
800mm |
軸間距離 |
1,580mm |
最低地上高 |
125mm |
車両重量 |
222kg |
舗装平坦路燃費 |
25km/L(60km/h) |
原動機種類 |
水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
気筒数配列 |
並列2気筒 |
総排気量 |
499cm3 |
内径×行程 |
66.0mm×73.0mm |
圧縮比 |
11.0:1 |
最高出力 |
28kW(38PS)/7,000r/min |
最大トルク |
44N・m(4.5kgf・m)/5,500r/min |
始動方式 |
セル式 |
潤滑方式 |
強制圧送ドライサンプ |
エンジンオイル容量 |
3.6L |
燃料タンク容量 |
15L(「無鉛プレミアムガソリン」指定) |
燃料供給 |
フューエルインジェクション |
点火方式 |
TCI式(フルトランジスタ式) |
バッテリー容量/種類 |
12V-8Ah(10h)/YTZ10S |
1次減速比/2次減速比 |
2.659/2.262 |
クラッチ形式 |
湿式、遠心 多板 |
変速機形式 |
Vベルト式/自動式 |
変速比 |
2.025〜0.728:無段変速 |
フレーム形式 |
ダイヤモンド |
キャスター/トレール |
25°00′/92mm |
タイヤサイズ (前/後) |
120/70R 15M/C 56H(チューブレス)/160/60R 15M/C 67H(チューブレス) |
ブレーキ形式 (前/後) |
油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク |
懸架方式 (前/後) |
テレスコピック/スイングアーム |
ヘッドライト |
ハロゲンバルブ/12V、60W/55W+55W |